世界三大瀑布の一つとも言われるナイアガラの滝。
なんと、ニューヨークから日帰りで見に行けるんです!
今回はJTBの現地オプショナルツアーを利用して、ナイアガラの滝に行って来ました。
【JTBなら即予約OK日多数!】 ニューヨーク発ナイアガラ1日観光 ~往復航空機利用、滝が見える眺望レストランの昼食付き~
ハイシーズンは夏ですが、今回のニューヨーク旅行は真冬…。
不安だらけでしたが、ナイアガラの滝に着いた瞬間、大迫力の滝に大感動でした。
こちらの記事では、真冬でも行く価値あり!ナイアガラの滝ツアーについて体験レビューしていきます。
メリット・デメリット両方感じることができましたので、どちらも詳しくご紹介します。
ナイアガラの滝ツアーに参加しようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
ツアー体験レポート
今回のJTBのツアーは、滞在ホテル付近からの送迎、ナイアガラの滝までの交通手段と現地での日本語ガイドも全て含まれたプランです。
事前に日本で申し込みと入金を行って、当日集合場所に行けば全部アテンドしてくれる、というものでした。
当日の日程
当日の集合場所や時間が数週間前にメールで送られてくるのですが、集合時間を見てビックリ!!なんと3時50分集合でした。朝というか夜中です。
03:50 ヒルトンホテル集合
06:06 JFK空港発
~ナイアガラ観光~
18:42 JFK空港着
当日は起きれるかとても不安。ニューヨークに来てすぐの日程であれば、時差的に早起きも苦ではないだろうと考え、ニューヨーク到着2日後の日程で予約しました。
結局1日目の夜も2日目の夜も時差ぼけでなかなか寝付けず、当日起きれはしましたが、寝不足の状態での参加となりました。
私達の集合場所はマンハッタンのヒルトンホテル。泊まっていたホテルから徒歩5分程だったので良かったのですが、まだ日も出ていない時間なので辺りは暗いです。
マンハッタンで真夜中に出歩くのはとても怖かったので、できるだけ大きい明るい道を事前に確認しておきました。
もし集合場所まで距離がある場合は、タクシーを使うか、十分周りに注意して向かってください。
ツアー内容
ナイアガラの滝に辿り着くまで
ヒルトンホテルは正面玄関を入って奥の方まであるくとエスカレーターがあり、その付近に案内の方が待っています。少しわかりずらかったので、案内の方が見つからない場合はロビーをうろうろしてみると良いかもしれません。
そこから送迎の車でJFK空港に向かい、1時間もかからず空港に到着します。送迎の方が「車内でゆっくりお休みくださいね」と言って下さったのですが、目が冴えまくっていたのでここでも仮眠は取れず。。
空港に着くと手荷物検査場の前で飛行機のチケットをもらい、搭乗時間までは自由時間となります。搭乗ゲート付近の飲食店も5時前には開店し始めるので、空港で朝ごはんを調達できます。
おすすめの朝ごはんは新鮮果物のスムージー!
お昼ご飯まで食事休憩がない為、ここでしっかりと食べておくことをおすすめします。
飛行機はアメリカのLCC、ジェットブルー(JetBlue Airways)。
6:06 JFK空港発、7:26バッファロー(Buffalo)空港着、1時間半弱の空の旅です。
飛行機の中では軽食として、ミニサイズのスナックと飲み物が無料でついてきました。
スナックも数種類カゴに入っていて、そこから選べます。
バッファロー空港につくと現地の日本人ガイドの方と合流し、そこからはすべてガイドさんの案内に沿って行動します。
今回はオフシーズンということもあり、ヨーロッパの別ツアーの方と一緒に車移動となりました。
ヨーロッパ2組とスペイン人ガイド、日本2組と日本人ガイドの小さなツアーでした。
車の中でナイアガラの滝に関する説明を聞きながら移動します。
スペイン人ガイドが英語→イタリア語で説明し、その後日本人ガイドが日本語で説明してくれました。
スペイン人ガイドはスペイン語ネイティブで英語もイタリア語も話せるそうです。すごい!
1時間程車で走ると、アメリカ側のナイアガラの滝(通称:アメリカ滝)に到着します。
この日のバッファローの気温は、-13℃。雪もちらついていて、とても寒い日でした。
アメリカ滝①
まずはアメリカ滝を真上から見られるスポットへやってきました。
ここがナイアガラの滝を見る初めてのスポット。滝が凍ってないか心配していた私達ですが、一瞬でその不安も吹き飛びました。この後さらに滝に近づいていくのですが、この時点で物凄い水量と迫力を感じることができました。
そして、観光客は私達のグループのみ。周りを気にせず、静かにゆっくりと観光できるのはオフシーズンのメリットです。
近くに「TOP OF THE FALLS RESTAURANT」というレストランもありましたが、オフシーズンは休業中でした。
Three Sisters Islands(三姉妹島)
次に車で向かったのは「Three Sisters Islands(三姉妹島)」という場所です。ガイドさん曰く、昔この地域を治めていた人物が3人の娘とよく散歩していた場所だから三姉妹島と名付けられた、とのこと。
島に向かう橋の左右に小さな滝がありましたが、こちらは凍り付いていました。
丁度段差になっている部分が凍っている滝です。氷の下の方では水の流れは感じられたので、上の方だけ凍っているようでした。凍っている滝なんてなかなか見れないので、これも冬のナイアガラのメリットだと思います。
アメリカ滝②
続いて車で向かったのは、アメリカ滝をさらに間近で見られるスポットです。このスポットに着いた頃、雪が強くなってきました。
目の前で物凄い勢いで滝が流れていきます。夏は滝の水しぶきがミストとなって気持ち良いんだと思いますが、冬は水しぶきさえ凍ります。雪なのか水しぶきなのかわからない物体が吹き付けてくる、かなり寒いスポットでした。
滝近くの双眼鏡も水しぶきがついて凍り付いていました。
一瞬双眼鏡だとわからない感じです。
冬はあまり長居できるスポットではありませんが、氷状のミスト(ほぼ雪)なんて冬ならでは!ですかね(笑)
国境越え
さて続いては、国境を越えてカナダ側の滝を見に行きます。入国審査等は撮影禁止ですのでお気をつけください。
車でレインボーブリッジという長い橋をゆっくり渡ると入国審査場があります。車を置いてガイドさんも含め全員で入国審査場へ。1人ずつパスポートを確認し、すんなりとカナダに入国できました。
ここでも私達以外の利用者はなく、とても空いていました。混雑がないのもオフシーズンの良いところですね。
カナダ滝
カナダ入国後さっそくカナダ滝が見えるスポットへ移動します。雪は少し止んできましたが、晴れ間は見えなさそうです。
良く写真や映像で見るナイアガラの滝はカナダ滝なのだそうです。
残念ながら靄がかかってしまい見えにくかったですが、奥に見えるのがカナダ滝です。滝の形が馬の蹄に似ているので、Horse shoe falls(ホースシュー)と呼ばれています。
寒いと水しぶきが靄になってしまい、滝が見にくくなってしまう点は残念ポイントかもしれません。
カナダ側に来ると他の観光客の方も見かけるようになりました。と言っても人込みとは無縁です。私たちのツアーも人数が少なかった為、あまり時間をきっちり決めずにのんびり観光していきましょうね、という感じでしたし、寒ささえ我慢できればかなりゆっくり観光できます。
観光客が少なすぎて、別の中国人ツアーガイドに中国人ツアー客だと思われて話しかけられたのも良い思い出(笑)
カナダ滝②
ホースシューを上から見られるスポットにも連れて行ってもらえました。
先ほど見たアメリカ滝ではあまり感じなかったのですが、滝が真下に落ちていく様子を見ていると吸い込まれそうな感じがして結構怖かったです。ここからダイブした人が過去何人かいるとか、、、信じられないです。
こちらのホースシューの形は、年々浸食によって「U」から「V」の形になってしまっているそう。上流で水量を調整することで「U」の形に保っている、とのことでした。
お土産とランチビュッフェ
カナダ滝を見た後は、ヨーロッパツアーと日本人ツアーに分かれてお土産屋さんに向かいます。
日本人は「SAITOH(さいとう)」というお店でお土産購入ができます。店員さんが日本人の方なので色々相談しながらお土産を購入できます。
機内持ち込みできるサイズのメープルシロップや、お菓子の試食もいくつかありました。椅子や無料のお水サービスもあったので、お土産を早く見終わった方も休憩して待っていられます。
昼食はヒルトンホテル(Hilton Niagara Falls)にある、滝が見えるレストランでビュッフェランチです。
ビュッフェの内容は、パスタサラダ、お肉、フライドライス、カレー等種類豊富で、海外っぽいカラフルなケーキもありました。
味はまあまあ美味しかったです。というのも、ニューヨーク3日目にしてアメリカンフードの味に飽きてしまい、フライドライスやカレーなどアジア系メニューばかり食べたんですよね。欧米で美味しいアジア料理を見つけるのはなかなか難しいです。
ちなみに、飲み物に関しては、頼んだ場合は別料金です。オフシーズンで、他の飲食店が休業中だったこともあるのか、他の日本人ツアーも来ていました。観光場所では日本人を全然見なかったので、意外と冬のツアー参加者もいるようで少し驚きました。
昼食後は自由時間があったので、ホテル付近を散策。
お土産店を見たり、ナイアガラの滝付近まで歩いてみたりしましたが、寒すぎて早々に待機場所のヒルトンホテルに戻ってきました。
ホテルの1階にもスターバックスやお土産店があり、買い物をすることもできます。
ナイアガラの滝 裏側ツアー
自由時間後向かったのは今回のメイン、ナイアガラの滝の裏側ツアー!
施設のエレベーターを降りてトンネルを歩くと真横からの滝と裏からの滝を見ることができます。
まず最初に出てくるのが真横からの滝です。今までで一番近くで滝を観れるので迫力が格段に違いました。寒さから、一部滝が凍っている部分も見えます。迫力は物凄く感じられますが、やはり水しぶきは凍るので、滝の全体像を見ることは難しかったです。
続いて滝の裏側へ。滝が大きいので、2か所見学できる場所があります。
まず1か所目は、夏場は滝の流れが見える部分ですが、完全に滝が凍ってしまっています。凍って光も遮断されているようで、きちんとライトアップされていました。最初氷のかたまりが出て来たとき、これが滝だとは全然わかりませんでした。ここまで滝が凍るなんて本当に寒い場所なんだなと実感しました。実際ツアー中は始終寒かったです。
滝の裏側2か所目は凍らずに勢いよく滝が流れていました。写真だとわかりずらいですが、轟音と共に大量の水が流れています。
ディズニーランドのジャングルクルーズで「滝の裏側も見た目は表と一緒ですね~」というくだりがありますが(今も同じなのかな…?)、さすがにここまで水量が多いと、裏側は裏側の良さがあるように感じます!(笑)迫力もすごいので見てみるべきだなと思いました。
滝の裏側を見た後は施設内にあるお土産店を見て、ナイアガラの滝を後にします。
帰路
カナダからアメリカに再入国後、バッファロー空港まで車で送ってもらいます。空港に着くと、帰りの飛行機チケットを受け取って、現地のガイドさんとはここでお別れ。帰り際にヨーロッパツアーの方がスペイン人ガイドにチップを渡していたのが見えたので、私達も渡した方が良かったのかなと。咄嗟にチップを渡す発想が出ないので、なかなか慣れないなーと感じます。
飛行機は予定通り18:42にJFK空港に着き、空港からは朝集合したホテルへ送迎してもらいます。20:00にはマンハッタンのヒルトンホテルに着き、ツアー行程が全て終了しました。
ツアーとはいえ日帰りで飛行機にも乗るので結構な疲労感がありました。JFK空港から送迎付きプランにしておいて本当に良かったです。
普段は節約の為にツアーを利用することが少ないのですが、今回は日本人ガイド付きツアーで様々な知識を教えてもらえました。
個人旅行だったら、滝の成り立ち、具体的な規模の数値、どんな事件があったか、なんてところまでは調べずに観光していたと思うので、旅行しながら学べるのはすごく面白かったです。美術館や博物館のガイドツアーもきっと面白いんだろうな~と興味が湧きました。
今回のナイアガラの滝ツアーで撮影した動画をまとめてみました。写真より迫力が伝わると良いな~と思います。
真冬にナイアガラの滝に行くメリットとデメリット
真冬のナイアガラの滝ツアー体験レポートをご紹介しました。オフシーズンでもとても満足できる内容でしたが、メリット、デメリットどちらも感じられたのでまとめてみました。
①夏には絶対見れない凍った滝をみることができる
②観光客が少ないので、ゆっくり観光できる
③ツアー人数によっては融通を利かせてくれる場合がある
④入国審査に並ばなくて良い
①寒さで水しぶきが凍り、靄になるので滝が見えにくい
②とにかく寒い
③滝の近くまで行ける霧の乙女号が運航していない
今回はたまたま冬しか選択肢がなかったので、もし夏にまた行ける機会があったら、絶対滝の乙女号に乗りたいです。
有名な滝なので、テレビなどで特集された時に「ここ行ったな~懐かしいな~」と思い出に浸れるのも良いですね(笑)
自力でナイアガラの滝に行くには?
ツアーではなく、自力でナイアガラの滝に行く場合に必要なことも記載しておきます。
ニューヨークからナイアガラの滝に行くには、JFK空港から飛行機に乗りバッファロー空港へ。
空港から車で1時間弱の場所にナイアガラの滝があります。
観光スポットがそれぞれ離れているので、車移動が一番効率が良いです。ツアー中も常に車移動でした。
また、ナイアガラの滝にはアメリカ滝とカナダ滝があるので、両方見るには国境越えが必要です。
内容としては飛行機で入国する際の入国審査と変わりはなかったです。
夏はレンタカーを借りて自力で向かうこともできそうですが、真冬はかなり雪が積もっているので、自力で行くのはちょっと難しそうです。
真冬の服装について
ナイアガラの滝ツアー中はとにかく寒かったので、防寒対策は万全にしていくことをおすすめします!
私の服装は
上は「温かインナー」「セーター」「ダウンコート」
下は「タイツ」「防風スウェット」「ワイドパンツ」
でなんとか乗り切りました。下はコートでカバーできない部分が寒いので、防風タイプのものが大活躍でした。
とにかく服でカバーできない部分が寒いので「ニット帽」「手袋」は必須です。さらに顔の出ている部分をガードする為に「ストール」もぐるぐる巻きにしていました。ネックウォーマーがあるとさらに便利ですね。
靴は「ムートンブーツ」を履いていきましたが、防水でない為、雪で滲みて寒い思いをしました。「靴に貼るカイロ」でなんとか寒さを凌ぎましたが、防水タイプの「雪用ブーツ」がベストだと思います。
そして、写真撮影時は手袋を外すので、手が凍えます。「貼らないカイロ」があるととても便利でした。
荷物は増えますが、寒いと観光に集中しにくくなります。十分に対策をして真冬のナイアガラの滝を楽しみましょう!
今回利用したツアー
今回利用したJTBのツアーはこちらです。
同じような内容で、VELTRAのツアーもありました。
両ツアーとも値段があまり変わらず、ツアー内容も同じようものだったので、今回は知名度の高さでJTBのツアーにしてみました。
どちらも色々な種類のツアーがあり、どれも面白そう!
今回、海外での現地ツアーが楽しい!という発見ができたので、また利用してみたいなと思います。